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フォーカシング講座第3回 [講座・セミナー・ワークショップ]

アッという間にゴールデンウィークが過ぎ、気がつけばはや5月中旬。新緑まぶしい爽やかな季節、と思いきや、冬に逆戻りかと思うような肌寒い日があったりで、なかなか気候も定まりません。心身のバランスを崩しやすい時期でもありますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

P1050318.JPGさて、先週5/12(土)の午後、フォーカシング講座の第3回目を行いました。今回は、フォーカシングの基本的な技法であるクリアリング・スペースのほか、写真をもちいたフォトセッションを行いました。あらかじめ用意されたたくさんのグラビア写真の中から、気になるもの、心ひかれるもの、(場合によっては)抵抗を感じるものなど、何となく自分の心に触れるものを選び、それを手がかりに内面に光を当てていきます。

何となく選んだのに、現在の自分が直面している本質的な課題を反映していたり、苦しい苦しいと思っていたのが、プロセスが進むにつれて意識が転換し、光が見えてきたりすることもあります。無意識に選んだものを通じて自己洞察を深める、という点では、コラージュにも似た技法で、アートセラピーとの共通点も感じられ、私どもの活動にも大いに接点のある方法でした。

「身体をとおして心を聴く」フォーカシングは、参加者一人ひとりにそれぞれの発見をもたらしたようです。何となく気になることがある時、自分の身体はどんな状態か、身体のどの部分にどのような感覚があるか(モヤモヤ、ドキドキ、重くるしい感じ…など)、リスナー(セラピスト)のサポートを受けながら静かに見つめ、感じる。何かが浮かび上がってくると、それを改めて感じ、味わう。すぐには感じられないこともありますが、焦る必要はなく、感じられない自分に気づき、受けとめます。いわゆる問題解決的に掘り下げるのではなく、一旦その問題を距離を置く、間を取ることによって、その問題の見え方が変わったり、その問題と自分との関係性が変わったりします(クリアリング・スペース)。

なかなか言葉では表現しがたいプロセスであることも確かで、字面を読んだだけでは何のことやらサッパリ掴みどころがない…と感じる方も多いのではないかと思いますが(私もそうでした)、ひじょうに静かで柔らかなアプローチでありながら、確かな手応えのある技法だというのが、私自身体験してみての実感です。

3月から月1回のペースで実施してきた学習も、今回でひとまず一段落。個人的には少し寂しい気持ちもありますが、今回の学習と発見を新たな活動に活かしていきたいと思っています。

皆さまのニーズがあれば、ぜひ今後とも継続的に学ぶ機会をつくっていきたいと考えていますので、どうぞよろしく[ひらめき]

★第1回目、第2回目についてはコチラ
[本]第1回目
[本]第2回目

MKT
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